【お歳暮】モン族刺繍とアプリケの護符と和の藍染め古布のコラボ　手縫い小袋

ゴールデントライアングル
白モン族
リバースアプリケと極小ステッチを駆使した長方形の小品は藍染めの上着の襟後部に縫い付けた「護符」
和の藍染め布ともよく調和？


細い糸で刺繍された部分が色が褪せ、擦り減った状態でも、刺された形跡が布地の裏側に消えゆく風情を残しているのが味わい深い。
刺繍地の裏は大抵2枚の裏布が縫い付けてあり
更に三遍を細い布でまつってある
まつり縫いの細かさは刺繍のひと針ひと針と同等で、解体時には相当手こずる事になる。
そして
刺繍地だけを外す作業をしてみると
裏側のオリジナルの色調が鮮やかなのにはいつも驚かされる。

アプリケの効果的な立体感
小さな画面にしっかりとした遠近感が見事な小品
刺し手の吉祥を願う思いを身近に感じることができるポーチにしてみました。



南米の「モラ」と同じ手法のアプリケ
「モラ」が色とりどりでカラフルなのを持ち味とすれば
モン族のアプリケは「限りなく緻密」な仕上がりが特徴的。
薄い絹布を極細の糸でかがり
カーブや角、直線を組み合わせでモチーフを縫い付けます。
通常のアプリケは凸状のモチーフを縫い付ける技
リバースアプリケは布を切り抜いた(凹状)空間をモチーフにする手法。

実際の作業は、仕上がった作品を見るだけでは到底推し測れない骨折り仕事であろうかと思います。
一見ユニホームのように濃い藍の民族衣装を身につけている彼等は同じように見えるかもしれませんが、各々とてもユニークに体を飾ります。
装飾と祈りや願いを兼ね、ここぞと言う部分に最高の自己主張をしています。
母が子に縫い、子供が成長すると自分のために縫い、さらに家族を持つとまた自分の子供や家族の人のために縫います。
時間の使い方を考えさせられる手仕事の一つです。
ポーチに仕上げる作業と時間は
護符一点を仕上げる技術や時間とは到底比べ物になりません。

モン族やその他少数満足の刺繍が脚光を浴び始めた頃(90年代)に収集したコレクションを使用。

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